回転焼肉

【背景】

ラーメン屋の一蘭といきなりステーキが店舗スタイルで特許を取得したのを知り、店舗スタイルの特許の元祖といえば、回転寿司だと思い立った。回転寿司は元禄寿司の白石氏が始めたと言われており、特許も取得している。

現在はスシローやくら寿司などの回転寿司チェーン店が寿司の味や値段だけでなく、技術の向上にも取り組んでいる。例えばタッチパネルによる注文や、鮮度管理システムなどがある。そういった意味で回転寿司はもっともハイテクな店舗スタイルと言えるかもしれない。

回転寿司の世界 | Trace [トレース]

 

【回転寿司の店舗システムの特徴】

・手軽に注文ができる

・注文や配膳のための人員が削減できる

・一皿定額のメニューに適している

・作ってから食べるまでの時間が長いので、熱い料理や麺料理には向かない

・何度も注文するような一皿の量が少ない料理に適している。

 

【応用例としての回転焼肉】

上記の特徴を検討し、焼肉屋にこのシステムは向いているのではないかと考える。焼肉は一回あたり頼む量も少なく、何度も注文しなければならない。量を調節すれば高価な肉でも一皿定額で提供することができる。客自身が肉を焼くので熱々のまま食べることができる。特に食べ放題の店など、なかなか店員さんが来なくてイライラすることもなくなる。しかも一人焼肉には最適である。

焼肉以外にも、焼き鳥や鍋料理、居酒屋なども考えたが、それほど向いていない。焼き鳥は素人が焼くには難しい。鍋料理は専門店自体が少ないか(日本人は鍋好きなのに、鍋の専門店やチェーン店が少ないのは意外である)、すき焼きやしゃぶしゃぶの高級店しかない。居酒屋は一部のメニューのみ(枝豆や煮物など冷めても美味しい料理)だけを回転させても効果は薄い。酒など論外である。

素晴らしい発想!と思ったのですが、一応すでにあるみたいですね、肉の聖地松坂に回転焼肉って・・・。ただあまり回転寿司のメリットを活かしていないのではないかという感じもありますが。

松阪牛が1皿350円から!お肉が回る、夢の「回転焼肉」が体験できる店 - メシコレ